watnowハッカソン Beginner’s Cupを開催しました!

8月6日から8月8日の3日間でwatnowはハッカソンを行いました。

ハッカソンとは、ハック(hack)マラソン(marathon)をかけ合わせた造語で、短期間で集中してプロダクトの開発を行うイベントのことを指します。私も過去に外部のハッカソンに3度出場しているのですが、短い時間でできることの取捨選択を行いながら開発を行うことはハッカソンにしかない特別な楽しさがあります。あまり時間がない中で開発するので、上手くいかないこともたくさんあります。そんな中でチームメンバーと相談し、自分の実力を見計らい、プロダクトの完成度を上げていく。一度参加するだけでたくさん成長することができるイベントです。

今回のハッカソンはwatnowが開催する初めてのハッカソンということで名前を”Beginner’s Cup”、テーマを”自分が一番のユーザになれるもの”として開催しました。このテーマは株式会社ハックツ様が以前に開催していたハッカソンからアイデアをお借りしました。個人的な話にはなりますが、自分が一番のユーザになれるプロダクトを作ることは、最も開発のやる気が出るテーマであると考えています。 いかに自分が使いたいものを作るか、自分が使い続けられるものを作るか、プロダクトに拘る点においてこのテーマはとても優れていると感じています。とても好きなテーマです。

少し話が逸れましたが、こうしてwatnowハッカソン Beginner’s Cupは開催されました。参加チームは4チームで、3日間の熱い戦いが繰り広げられました。

1日目は各チーム基礎的な部分を製作していました。事前に開発をしてよいルールにしていたので、準備していたチームはスタートダッシュを決めていました。また、あるチームは1日目をテーマ決めに費やしたり、1日目からこつこつ開発をしているチームもあり、チームの個性が出た1日目でした。京都で開催していたため、休憩がてら市内を散歩するチームもいました。開発で疲れたら京都の景観でリラックスする、とてもいい環境で開発できたのではないかと思います。

開発期間中に撮影された京都の風景

2日目はどのチームも1日中開発していました。コードを書いて,エラーを吐いて,エラーを直して,コードを書いて,エラーを吐いて,エラーを直して,分からないところを検索して,コードを書いて,エラーを吐いて,エラーを直して,,,こんな感じでどのチームもどんどんコードを書いていました。今回のハッカソンではメンバーにGitGitHubを用いたバージョン管理を行いながらチーム開発をしてほしいという願いから全チームのレポジトリをメンターが管理していました。GitHubは、個人で使う時にはあまり苦労することがないのですが、チーム開発となると、コンフリクトを起こしたり、ブランチの管理が上手くいかなかったりなどのたくさんの課題が出てきます。メンター視点では今回のハッカソンの参加者はそれなりに上手くGitHubを使いこなしていたと感じました。特に、どのチームもブランチを上手に切って開発していたので、各個人の仕事の管理がしっかりと出来ていたと感じました。このようにGithubを使いながら、参加者それぞれが自分の与えられて仕事をどんどんこなしているうちに、2日目の夜を迎えます。

他チームの様子を観察しているメンバー

2日目の夜、発表まであと半日と迫ったメンバーは寝る間を惜しんで開発に明け暮れていました。今回のハッカソンでは代表、副代表がメンターとなり、24時間体制でサポートしていました。3日間,ほぼ24時間体制でメンタリングをしていたため、各チームのいろいろな一面を見ることが出来ました。それぞれのチームで開発のためのモチベーションを上げる工夫をしていたり、開発環境を整えて快適な開発を行えていたり、それぞれの工夫が見られました。特にアレクサを持ち込んだチームはそれを用いながらコミュニケーションを取っており、楽しい開発現場を作っていました。

ハッカソン中にふざけ始めるのもまた楽しい瞬間ですよね

慌ただしい夜が更け、ハッカソン3日目がやってきました。2日間ずっと開発を続けてきたメンバーは疲れ切った様子で最終日を迎えました。発表が14時から行われるので、それまで各チームで最後の追い込みを掛けていました。そしてついに発表の時間がやってきました。発表は京都のレンタルスペースで行いました。また、審査員として日程的に今回のハッカソンに参加できなかった。メンバーや,watnowの先輩方にご協力頂きました。貴重なフィードバックを頂けて、とてもありがたかったです. 3日間作り込んできたプロダクトはどのチームも拘りがあり、その押しポイントをしっかりとアピールする発表会となりました。先輩方からは実際にそのプロダクトをどう使うのか、どのような点がプロダクトの強みになりそうかなど、メンバー視点とは少し違う角度からのたくさんの質問を頂き、その疑問点に関する議論などが巻き起こりました。サービスを作ることが好きな人が集まる団体なので、白熱した議論になりました。

発表が終わった後、優勝チームが発表されました。今回は3回生1人、2回生1人、1回生1人のチーム2が優勝しました。優勝チームのリーダーに感想を頂いたので、載せておきます。

まさか代表を太らせるアプリを作ることになるとは思ってもいませんでした。思いがけずチームの想像力が暴走してしまい本当に訳の分からないものができてしまったのです。当初のアイデアは摂取カロリーや栄養バランスによって人間の体型や表情を変化させるというものでしたが、開発段階で代表をモデルにしてみたところそのインパクトに圧倒され後戻りできなくなってしまいました。しかしちょっとした冗談から生まれるアイデアはエンジニアをわくわくさせる不思議な力を秘めており、僕たちが心の底から開発を楽しむことができた最大の理由だと思っています。冗談を本気で形にする、そんなチームの雰囲気が僕は大好きで、作りたいものを作ることができるという喜びを共有できたことがなにより嬉しい経験でした。

 そしてなんといってもこのアプリの推しポイントは代表が徐々に太っていくところなのですが、一応カロリー計算ツールなのでぜひ毎日の食事管理に役立ててもらえると嬉しいです!

優勝チームの写真です

また、初めてプロダクトを開発した1回生の感想も頂きました。

ハッカソン自体に人生初参加しました文系一回生です。watnowに加入してからプログラミングを学び始めて、ほぼほぼ初心者な僕には、今回の体験はとてもとても有意義なものになりました。自分なりに数ヶ月かけて基礎を学んできましたのですが、この三日間で得られた知識、経験はそれ以上かもしれないとまで思っています。対面で長時間先輩方と共に作業させてもらえた体験は凄く自分のためになったし、自分自身の出来ることが増えていくことで意欲もどんどん沸いてきて三日間が一瞬のように感じられました。

私は今回初めてハッカソンというものに参加させてもらいました。参加する前は、寝る間も惜しんでひたすらパソコンと向き合うというイメージがあり少し不安でしたが、終わってみるととても楽しかったです。プログラミングは大学生になって初めて勉強したのでまだまだ実力不足を感じましたが、自分のやりたいことができたときはとても嬉しかったです。また、自分がデザインした部分に機能が搭載されていき、アプリとして完成されていくのはとても面白く、チーム開発の楽しさを感じることができました。もしまたハッカソンに参加する機会があればhtml,css以外のプログラミング言語にも挑戦して、今回取れなかった優勝を目指していきたいです!

ハッカソンの開催は前代未聞の初めての試みでしたが、このように大成功に終えることが出来ました。参加者、メンター、審査員の方々、ありがとうございました。また、今回製作されたアプリケーションの詳細はTopa’zというサイトにまとめているので、ぜひ下のリンクからご覧ください。

チーム1

チーム2

チーム3

チーム4

集合写真です

まだまだwatnow新しいプロダクトを作り続けてまいりますので、応援の程、よろしくお願いいたします。